作成したLive2Dモデルを動かすためにトラッキングソフトを用意します。ウェブカメラも準備しておきましょう!
VTubeStudioとは
『VTubeStudio』とは、ウェブカメラを用いてトラッキングした自身の動きをLive2Dモデルに反映させるソフトです。
Windows/macOSに対応していて、基本的に無料で使用することができます。
(ロゴ消しや、スマホをウェブカメラの代用とする場合に課金が必要になります。)
今回トラッキングソフトは『VTubeStudio』を使用しますが、他にも『nizimaLIVE』『Animaze』といったソフトがあります。
それぞれ機能や制約・規約が異なるので、比較してお好みのものに変更して◎
VTubeStudioを準備する
『VTubeStudio』は『Steam』にて配信されています。『Steam』アカウントを取得しダウンロードしましょう!
モデルデータの導入
- メニューの『人型マーク』をクリック。※メニューが表示されていない場合は画面をダブルクリックすると表示されます。
- 『自分のモデルをインポート』をクリックすると、ポップアップにVTubeStudioのモデルデータが保存されているパスが表示されます。
- そのポップアップの右下に『フォルダを開く』ボタンがあるのでクリックすると、該当箇所の開かれたエクスプローラーが立ち上がります。
- そこへ導入したいモデルデータが入ったフォルダーをペーストして完了。
- VTubeStudioを再読み込みするとモデルが反映されます。
カメラの設定
- メニューの『歯車マーク』をクリック。
- VTubeStudio上部の『カメラマーク』をクリック。
- するとウェブカメラなどカメラに関係するトラッキング設定が表示されるので、適宜変更します。
以下の項目を設定しておけば、動かすためのカメラ設定は最低限クリアされます。
- カメラを選択する:ご自身の環境に合わせて選択
- トラッキング制度:モデリングの可動域、動作が重くなる場合はPCスペックに合わせて選択
- トラッキングタイプ:基本的に『顔のトラッキングのみ』でOK
適宜設定後『カメラON』でカメラを起動します
カリブレーション
ウェブカメラ正常に動作していれば、『カメラON』で画像のようなポップアップが表示されます。
アバターが動くことを確認し、無表情のままカメラを見て『カリブレーション』をクリックすることにより基準値の調整ができ、より綺麗にトラッキングされます。
オートスタート
『オートスタート』をONにしておくと、次回からVTubeStudioの起動時に自動でカメラONになります。
トラッキング設定
モデルの導入・カメラ設定が完了しても、トラッキングセットアップをしないと動かすことができません。
『VTubeStudio』はトラッキングしている箇所を設定したパラメーターをオートで紐づけてくれます。
- メニューの『歯車マーク』をクリック。
- VTubeStudio上部の『人型マーク』をクリック。
- 『オートセットアップ』ボタンをクリック。
- ポップアップに確認が表示されるので、『オートセットアップ』をクリックでOK
上級者編
オートセットアップでも十分動かすことが可能ですが、
下記画像の設定は少し複雑ですが、しっかり設定して魅力的に動かしてあげましょう!
『Body Rotation Z=体の傾きZ』を参考に見ていきましょう。
- IN:取得するトラッキングの部位(『FaceAngleZ』=顔の傾きZ)
- OUT:出力するLive2Dで作成したパラメーター
- スムージング:値が大きいほど動きが滑らかになりますが、レスポンスが遅くなります。
- 自動まばたき:チェックを入れると、パラメーターの基準値から最大値をランダムで往復します。
- 自動呼吸:チェックを入れると、パラメーターの数値を一定速度で往復します。
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