カラーラフ
イラスト全体に色を仮置きして完成後のイメージを把握したり、別パターンの配色を試してみたりと、最終的な完成イラストに大きく影響する色塗りの設計図となります。
いかがでしょうか。
同じ線画なのに4パターンの配色それぞれから違った印象を感じますね。
特に「最近イラストを描き始めた」という方はこの工程を忘れずはさんでおくと、イラスト完成後のイメージがブレるという事態をある程度回避することができます。
今回は明るくポップな印象を受ける左上の配色で進めていきましょう!
「めんどくさいな…」と感じるかもしませんが、きっちり線に収めて塗る必要はないです。ざっくりで大丈夫なので、是非実施してみてください。
線画にラフ・下書きの工程がある様に、塗りにもラフの工程を設けてワンランク上のイラストを目指しましょう!
ベース塗り
全体の色味が決定したら、パーツごとにベース塗りをしていきます。
ここでもおすすめするのが【8bitレイヤー】です。
このレイヤーを使用することで、後から「やっぱり色を変えたいな…」「もうちょっと濃いほうがいいかも」といった修正をする際に、大変手軽でシンプルに手直しすることができます。
詳しい解説は下記記事をご覧ください。
線画色を簡単に変更できる8bitレイヤー FireAlpaca の 8bitレイヤー。8bitレイヤーだと以下のような利点があります。 動作が軽い 簡単に色を変更できる。 色を簡単に変更できるので線画に向いて[…]
それでは【塗りつぶし】ツールを使って塗っていきましょう。
【8bitレイヤー】を使用するので、黒(#000000)で塗っていきます。
【塗りつぶし】ツール選択時に表示される、上部のツール設定の【参照】を【キャンバス】に設定すれば、その時表示されている線画・塗りを参照して塗りつぶしてくれます。
そして注目の機能です!上画像の右端をご覧ください。
『FireAlpaca』の【塗りつぶし】ツールには【隙間を塞ぐ】設定が用意されており、線画に隙間があっても上手く塞いで塗りつぶしてくれる機能があるので、スムーズに作業が進みます。
また、あえて線画を描いていない部分や【隙間を塞ぐ】数値設定が上手くいかない時は、以下の様な対応でOKです。ほか角などの細かなところはブラシで修正します。
今回は【塗りつぶし】ツールを使用しましたが、ブラシリストから【投げ縄塗り】ブラシをダウンロードして使用しても◎
ぜひ両方試してお好みの方法で塗ってみてください。
最後にレイヤーフォルダーで整理して【ベース塗り】完成です。
女の子の『線画』『塗り』が手前、アルパカの『線画』『塗り』が奥になるようにしました。
こまめに整理して画面をスッキリさせて、作業しやすいお絵かき環境にしましょう!
完成ベース塗りと次回予告
そして完成したベース塗りがコチラ!以上パート②はカラーラフからベース塗りまでのメイキングでした。線画同様ベース塗りも適宜パーツ分けして、フォルダーにまとめて整理しています。
次回は塗り工程の陰影(光源の位置)をご紹介していきますので、お楽しみに!
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